タナゴの不思議

タナゴはバラタナゴしかしらなかったけど、カネヒラやアブラボテやタビラなど多くの種類が日本にいる。
しかも、その多くが地域性をもっており全国にまたがって生息している種類も少ない。
一番の不思議は、二枚貝がないと産卵できないということだ。

タナゴの生息地の減少は、ブラックスバスやブルーギルなどの肉食性の外来種の生息地拡大もあるが、二枚貝の繁殖できる環境が少なくなったからではないだろうか?
護岸工事や川底のコンクリート化。もちろん水害防御などの意味でこれらの公共事業は進んで来たのだろうし、ため池の減少も宅地化や周辺住民からの危険予防などの観点から避けられなかったものだろう。
でもこうしたことが、二枚貝が繁殖できる環境を狭め、もしくは破壊し、強いてはその二枚貝と共生したタナゴを減少させたのではないだろうか?

ミヤコタナゴやイタセンパラは国指定天然記念物になっているし、絶滅危惧種に指定されている種類も多い。

水と親しめる環境、人の声のする水辺の環境、無機質な河川工事ではなくそういった環境を備えることでタナゴなどのいろんな生き物が生息できるということではないだろうか?